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「バイトの後輩選び」で、社会で必要な能力を考えてみた。

前々回の話で、就職活動では、相手を知ることが大切だとお伝えしました。

相手(企業)を知ると言われて、皆さんはまずどんなことを思い浮かべるでしょうか。

・セミナー!
・OB訪問!
・会社HP見なきゃー。
とかそんな感じですよね?

「でも、どこまでやればいいんだ?ESも書かなきゃだし。」
「でも、下手な質問とかしちゃったらどうしよう」
「時間ない〜」

まあフツーそうですよね。
「相手を知る」とは一体どういうことか、整理していきましょう。

「相手を知る」ための2つの大枠

ぼくは「相手を知る」ためには2つの大枠があると考えています。

それはズバリ、
①社会が必要としている能力を掴むこと(=企業が求めている力もだいたい同じだから)
②社会動向、業界、企業の情報収集の方法
この2点です。

今回はこれらのうち①について、詳しくお伝えできればと思います。

「社会が必要としている能力」って?

突然ですが、皆さんに質問です。

「社会が求める3つの力ってなんだと思いますか?」

答えを見る前に自分でいくつか考えてみてください。
3つ、思いついたでしょうか。


では次の質問です。

「あなたは、今のバイト先の店長、あるいは採用リーダーとして、後輩を採用しなくてはいけません。どんな後輩がいいですか?逆にどんな後輩なら嫌ですか?」

3つの後輩像、あるいは後輩に持って欲しい3つの能力を考えてみてください。
思いつきましたか?(下記をすぐ見る前に一度自分で答えを考えてみてくださいね!)


◯以上をふまえて、どちらの後輩がいいか、選んでみましょう。選択肢はAかBです。

  • Aさん「せんぱーい♡わかんなーいでーす。教えてくださーい♡」っていつも聞いてきて、自分で考えればわかるのに、すぐ聞く後輩
  • Bさん「先輩、今こういう状況で、こういう風にしたほうがいいと思うんですけど、先輩はどう思いますか?」と自ら考え、分からない部分のみ聞いてくる後輩

さて、どうでしょうか。

まあ、おそらく皆さん「Bさん」を選びますよね。なぜでしょう?
解説:誰かに仕事を任せる時、いちいち細かく指示を与えるのって大変って思いますよね。つまり、自分で考えて行動してくれないと困るんですよね。要するに、自分で考える力」を持っている人を、後輩にしたいってことなんです。

Point 1.社会が必要としているのは、「自分で考える力」を持っている人



◯んじゃ、続いての問題はこちらです。さて、皆さんならどちらの人を採用するでしょうか?

  • Aさん:仕事はできる。けど、全然報告してくれない。あるいは、仕事できるのに、後輩にやり方を教えてあげない、教えたとしても説明が雑でちゃんと伝わってない。自分のやり方に固執して、人の話聞かない。
  • Bさん:仕事はできて、今どこまで仕事終わったか、自分から報告してくれる。何か質問されれば、他の人に対してもわかりやすく説明してくれる。他の人からアドバイスをもらったら、ちゃんと聞く耳を持って、理解しようとする。


きっと「Bさん」ですよねw
解説:どんな仕事であっても、一人で完結する仕事なんて、まあまずないです。(まあ一人の努力が大切な職業も、もちろんありますが)そのため、誰であっても、人の話を聞けて、理解しようとして、その上自分から相手にわかりやすい形で物事を伝えられる人、つまり巻き込む力」or「協調性」を備えた人のほうが私たちは一緒に仕事をしやすいんですよね。おそらく。だから皆さんも「Bさん」を選択するのではないでしょうか?

Point 2.社会が必要としているのは、「巻き込む力」を持っている人


◯これがラストの質問です。あなたならどちらの人材をバイトの後輩に欲しいですか?

  • Aさん:仕事を任せた。がやりきらない。
  • Bさん:仕事を任せた。きちんとやりきってくれる。

解説:はい、愚問ですね。間違いなく「Bさん」でしょう。笑
なぜか?仕事をやりきらないとかもう仕事を任せられないですよね?でも、中にはそういう人もいますよね。特に、追い込まれた状況になった時こそ、きちんと逃げずに仕事をやりきるかどうか。これはなくてはならない能力ですよね。つまり、やりきる力が社会では求められているということですよね。
(余談ですが、この能力は体育会系の方ほど強い傾向にある気がします。だって部活ってしんどいじゃないっすかw でも、それを乗り越えてくるだけの経験をしてきたからこそ、体育会系ってやっぱりすごいと思うんですよね。笑)

Point 3.社会が必要としているのは、物事を「やりきる力」を持っている人


まとめ

では、まとめに入りましょう。
ここまでの質問を通して、バイト先の後輩として欲しい人物像を考えてきました。
おそらく皆さんの考える、後輩として欲しい人材とは
・考える力
・巻き込む力
・やりきる力

を持っている人 でしたよね?

これって社会でも同じことだと思うんですよ。
いきなり漠然と「社会が求めている能力とは何か」と問われても、「???」となりますよね。
でも実は、皆さん自身が採用側の1人の人間として考えれば、この問題の答えは皆さんが自ずと持っているものなんですよね。

実は、この求められている基本的な能力って実はどこの企業もあんまり変わらないんじゃないかなあって思ったりしています。いろんな企業の「求める人材像」のページを見てみてください。どこも似てる気がしませんか?(若干企業によってどこの能力に比重を置くのかは変わるとは思いますが、それはまた別途書きます。)

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この3つの力がなぜ大事なのか。実は、下記の本や人から聞いた話を参照に、自己解釈して今回は書いてみました。

なぜ社会で、こうした能力が求められるのか。

より詳しく知りたい方は、ぜひ一度読んでみることをお勧めします。日本銀行マッキンゼーっていうすごいキャリアを経ている方で、本の中身もハッとさせられることばかりです。ぜひぜひ。

21世紀を生き抜く3+1の力

21世紀を生き抜く3+1の力

追記:こちらの本では、+1の力として、情熱が大切と書かれています。
それはどういうことでしょう?先ほどのバイトの後輩採用の例にして考えてみましょう。

  • Aさん:やる気ない人。
  • Bさん:やる気ある人。

どちらが欲しいですか?答えは、言わなくてもわかりますよね!笑



今回は社会が求める力について話をしたので、
・各能力を細分化して考えると?
・業界、企業分析の仕方(王道と邪道?両方大事だよーん)について書こうかなって思います。